北カリフォルニアにおける鹿児島県出身者の歴史

北カリフォルニアと鹿児島のきずなは古く、薩摩藩士として藩命でイギリスに留学後、米国に渡った長澤 鼎(ながさわ かなえ)氏が「日米交流の祖」として有名で1871年にアメリカに永住する事を決意しています。長澤氏は「カリフォルニアのワイン王」と呼ばれ、多大な功績を残しました。


カリフォルニア州サンタローザ市の自宅前に立つ長澤鼎翁

北加鹿児島県人会の南加支部が1895年に設置された記録が残っている事から、北カリフォルニアにおける鹿児島県人会の歴史は古い事がわかります。

第二次大戦後は「桑湾鹿児島県人会」「沿岸鹿児島県人会」(サリナス地区、ワトソンビル地区、サンタクララ地区、オークランド地区、サンマテオ地区等)などがあり、2006年1月にはモントレーにて鹿児島県北米移住者協会50周年記念大会が開催され、加州全体から500名ほどが参加されました。

その後、各県人会メンバーの高齢化に伴い活動が少なくなっておりましたが、日本とカリフォルニア州の交流は経済分野に限らず文化面、教育面でも、かつてないほど活発となってきています。

そうした背景から2017年11月19日に北カリフォルニアの各地に存在する県人会と連携しつつ鹿児島にゆかりのある方々に新たに声を掛け人的な交流を通じて、かつて無いほどの良好な日本とカリフォルニアの関係をさらに深め、ひいては日米友好親善を一層強化したいとの思いから、北カリフォルニア鹿児島県人会(KANC)が設立されました。


2017年11月 KANC 発足会 Dinner

2018年5月 カリフォルニアの真っ青な空をバックにピクニック記念写真

2018年5月にはピクニック、11月には鹿児島県人世界大会、2019年以降は、毎年新年会や夏祭り等も開催され親睦を深めております。